子連れで海外旅行に行くときにいちばん心配なのは無事にフライトを乗り切れるかどうかではないでしょうか。
何度か行くうちに我が家流の乗り切り方が出てくるかとは思いますが、まずはいろんな人の乗り切り方を参考
にしてのぞんでみてください。
ベビーミール、チャイルドミール、おむつ、ミルク、バシネット、座席のリクエスト
利用する航空会社が決まったら、そのエアラインの予約課に連絡して、何がリクエストできるのか、またその
内容を確認してください。特に最近は経費削減のためか、以前提供されていたサービスが廃止されている
場合も多いので雑誌やwebの情報に頼らずに確認してください。内容がわかっても、こどもには言わないほう
が無難です。親が何気なく言った「チャイルドミールはハンバーガーみたいよ」とのひとことで、頭の中は
ハンバーガーになってしまい、ホットドッグを泣き叫びながら拒否してしまうかもしれません。(実体験です)
サービスの内容がわかったら、リクエストをしてみてください。ツアーや格安航空券の場合は旅行会社を通
してくださいといわれたら、旅行会社を通じてリクエストしましょう。往々にして旅行会社経由のリクエストは
通っていないことがありますので、出発の3〜5日くらい前に(リクエストの締め切りの前に)、航空会社の
予約課にリクエストが入っているかどうか確認しましょう。そして搭乗したら、担当乗務員にリクエストが入っ
ているか確認してください。(ちゃんとリクエストが入っていたのに、近くの座席にいた幼児に渡されてしまって
いたことがあります。)
そこまで努力しても、リクエストの品物を積んでないこともあります。また、機内食の時間にぐっすり寝ていた
り、機内食がこどもの口にあわなくて食べてくれないこともありますので、特に乳幼児の場合は、おにぎりや
パン、バナナ、日持ちのするマフィンやドーナツなどを持ち込んでおくと安心です。
また、機内では揺れているときなど、飲み物等サービスが受けられませんし、エコノミーの飲み物サービスは
離陸後1時間後ぐらいからになります。乳幼児は待てないのである程度飲み物を持ち込んでおくと安心です。
また、機内は揺れてこぼすことも多く、オレンジジュースやお茶はこぼすと目立つシミになるので、りんごジュースや、
イオン飲料のほうがいいのではないかと思います
バシネットの体重制限は03.11月現在で日本航空・全日空・エアシステムが10kg、ユナイテッド11.4kg、ノースウエスト
9kg、コンチネンタル8.2kg、カンタス8ヶ月11kg、シンガポール航空16kgですが、機内では多少融通がきくようです。
座席についてはできる場合とできない場合がありますが、できない航空会社でも、座席が離れないようにとか
通路側/窓側のリクエストをしておきましょう。2席使用する場合に3-4-3座席配置の飛行機で窓際をリクエストすると、
座席をたつのにいちいち他の人をわずらわせなくてはならず、不便です。座席の配置を確認したうえでリクエストすると
間違いありません。
搭乗前
国際空港にはプレイスペースがある場合が多いので、そこで遊ばせたりできます。(成田空港の場合、第1ターミナルの
プレイスペースはテレビゲーム中心の幼稚園年中以上向けです。乳児の授乳、おむつがえはできます。)
飛行機に乗る前はなるべく寝かせずに、遊ばせて疲れさせるという作戦がよく載っていますが、疲れだすとぐずってくる
タイプの子には不向きかと思います。お子さんの特徴をつかんでチャレンジしてみてください。
また、飛行機搭乗直前には必ずトイレに行かせてください。最近、飛行機搭乗から離陸までが非常に長いことが多く
更に水平飛行になるまでシートベルトサインが消えないため、1時間以上トイレにいけないことはザラです。
トイレトレーニング中で不安な場合は、紙おむつ着用、携帯トイレ持参もご検討ください。
長男が2歳のとき、離陸直前にトイレに行きたいと言い出し(まだ飛行機が動く前)たのですが「ダメです。もらすなら
もらしてください」と言われてしまい、泣き叫びながらもらしたことがあります。(着替えは持っていたのでいいのですが、
周りの人も迷惑ですよね。)
搭乗後
搭乗後、頭の上の荷物入れに入れた荷物は、離陸後気流が安定するまで取り出すことができませんので、
搭乗したらすぐに、飲み物、食べ物、おもちゃ、上着、掛けるものなど機内で必要になるものを取り出して、
座席のポケットか前の座席の下に入れておきましょう。乳児連れでバシネットをリクエストした場合は、スクリーン
前の座席になることが多く、前の座席のもの入れに入れることができません。コンパクトな布製のバッグなどに
入れておくと邪魔にならずにサッと取り出せます。
周囲の人への気配り
事前に周囲の人に「小さなこどもがいて、ご迷惑をおかけするかと思いますが、よろしくお願いします。」と
あいさつしておくと、気が楽ですね。離陸前にタイミングを逃してしまったときは、着陸後、みんなが立ち上がり
だすときに「ご迷惑をおかけしました」とあいさつするとスムーズで自然にできます。
英語なら「アイムベリーソーリー。マイチャイルドワズ(チルドレンワー)ソーノイジー」とか、文法や発音より
口に出してあやまることが大事です。日本のように、会釈だけでは通じません。
また、こどもが前の座席をけったり、背もたれを押したりしていないか気をつけます。
席を立つときには、前の座席の背もたれではなく、自分の座席の背もたれをつかむように教えましょう。
背もたれを揺らされるのはとても不快なものです(特に睡眠中)。
離発着時
離着陸時には、耳が痛くなることが多いので、耳抜き(唾をゴクンと飲み込む)ができるように、飲み物や食べ
物を与えておくといいです。飲み物や飴というのがポピュラーですが、おせんべいやおにぎりでも大丈夫です。
最近は滑走路での待ち時間が長く、離陸する前に飲み物がなくなってしまったりします。タイミングを見て、
離陸寸前に与えるようにしましょう。
睡眠薬
処方してもらって使う方もいるようですが、使ったことはありません。睡眠薬が中途半端に効いていると暴れ
たりするようですし、空港のプレイルームで遊ばせるとか、おなかいっぱいにさせるとか、ゆったりとゆらして
あげるとか自然のリズムで眠らせてあげるのがベストではないでしょうか。
気温調節・乾燥対策
機内は最初暑いですが、離陸すると大気の温度が低いため寒くなります。また、だいぶ乾燥しています。
薄手でもなるべく腕、足をおおう服装にしてください。気温調節がすぐできるように、薄手の服を何枚か重ね着
させてください。上着と汚れ防止を兼ねて長袖のスモックを着せているという方もいます。
水分はなるべくとらせるようにしてください。のどや気管支が弱い子なら胸か首にヴィックスヴェポラップを
塗ってあげるといいですね。こどもがいやがらなければのど用スプレーもいいです。
食事
ひざに乳幼児をすわらせて、機内食を食べるのは大変です。大人の分も時間差で持ってきてもらい、交代で
食べるのもよい方法です。短いフライトなら、搭乗前に空港で食べてしまい、機内では食べないことに
すればラクチンですし、おにぎりやお寿司等簡単につまめるものを持ち込むのもよいでしょう。現地入国
前に食べる分には、何を持ち込んでも問題ありません。
また、夜行便の場合、寝たいのに、機内食のサービスが離陸後着陸前それぞれ2時間ぐらいになるので、
眠れる時間はほんの少ししかありません。空港で搭乗前に食べてしまい、着陸直前に持参したおにぎりや
サンドイッチを食べるようにすれば、たっぷり眠れます。ただし、担当乗務員に食事を断わっておかないと
起こされます。「アイド・ライク・トゥ・スリープ。プリーズ・ドント・ディスターブ。」とでも言えば通じます。
飲み物を頼むときなど、コールボタンを押してもなかなかこない場合があります。(特に食事の準備中など)
運動と気分転換がてら、ギャレー(台所)まで行って、飲み物を貰ってくるとイライラせずにすみます。
鎮静・安眠作用のあるトリプトファンが多く含まれるバナナ、牛乳、チーズ、卵黄等を食べさせるのもいいかも
しれません。
おもちゃ
お気に入りのおもちゃと新しいおもちゃを用意すると効果的です。音が出ないもの、落としたりなくしたりする
ので小さなパーツがないものがよいでしょう。乳幼児には、絵本、シール(絵本)、ミニカー・電車、人形、パ
ペット、めばえや幼稚園などの雑誌(こまかい付録は除く)、折り紙、小麦粘土、ミニお絵かきボードなど。
普通のお絵かきや塗り絵は小さい子だとそこらへんに書いてしまったり、クレヨンを落としたりしがちです。
小学生ぐらいになったら、本や漫画、カード、テレビゲームなど、こどもの趣味に合わせて。
お気に入りの番組やビデオを録画しておき、ハンディビデオで見せるのはレストランでも活用できます。
それから、機内には剣や拳銃類のおもちゃを持ち込むことはできません。いかにもこどものおもちゃの
プラスティックの剣もX線では立派な武器に見えます。没収されることもありますのでご注意ください。
トイレ
トイレがいちばん混むのは食事が終わったときと映画上映終了直後です。こどもは待つことができませんし、
さりとて先に入らせてくれるよう頼むのも気がひけるものです。飲み物のサービス前後、映画なら上映している
間に声をかけるなどして、早めにすいている時間帯に連れて行くようにしましょう。
テロ対策で、離陸するまでトイレ使用禁止の航空会社もありますので、しつこいようですが搭乗前は必ず
トイレに連れて行くことをおすすめします。
